NON-SLEEP 
『ラッシュライフ』
ラッシュライフ (新潮文庫)ラッシュライフ (新潮文庫)
(2005/04)
伊坂 幸太郎

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『ラッシュライフ』を読みました。
他の伊坂さんの小説と同じく、緻密に張られた伏線を楽しめたし、
独特の道徳観はどこか心地いい。
善き者には救いが与えられるし、
悪き者は出し抜かれる、といったぐあいに。

物語は5つの視点によって成立している。
1、世の中のものは何だって金で買えるという主義を貫く画商戸田に引き抜かれた画家志奈子
2、ポリシーを持ち、被害者に配慮しながら泥棒をする黒澤
3、父に自殺され,、神に憧れ、新興宗教に傾倒している河原崎
4、不倫相手の妻の殺害をもくろむ女性カウンセラー
5、リストラにあい、40社連続不採用記録を更新中の豊田

だいたいにおいて登場人物はまともじゃないのだけど、
そのちぐはぐ感がいいのかもしれない。
偶然が結果として何らかの意味をなしていくという感じで、
-5つのストーリーがどう絡んでいくのか?-
そこのところが、先を読み進めたくなる推進力になっていたと思う。
時間軸のずらし方も絶妙で、
ホントに緻密なつくりのストーリーです。



テーマ:読書メモ - ジャンル:本・雑誌


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