モノクロで11本のショートストーリーからなるオムニバスという形をとっていて、 それらはカフェで繰り広げられる会話という共通のテーマをもっている。 とてもクールでセンスのある映画で、 それ以上に心地よいおもしろさをもった映画なのです。
1本目は、ロベルト・ベニーニの『STRANGE TO MEET YOU/変な出会い』ではじまる。 終始、この映画のおもしろさをかもし出す要因の一つとして、 “強烈な個性”が挙げられると思うのだけど、 それはまず1本目で強く見せつけられる。 11本ある中で僕が特に気に入ったものを挙げてみると、 3本目『SOMEWHERE IN CALIFORNIA/カリフォルニアのどこかで』 これは、イギー・ポップ&トム・ウェイツ。 トム・ウェイツの不機嫌さが光っている。 それから、7本目の『COUSINS/いとこ同士』 ケイト・ブランシェットが見事な一人二役をやってのけている。 9本目の『COUSINS?/いとこ同士?』はお約束の展開だけど、 おもしろい。 地味にツボだったのは、 5本目の『RENEE/ルネ』
この映画で特筆すべき点はいくつかあるのだろうけど、 やはり出演者が本人役を演じているという点は特徴的だ。 脚本は彼らの会話がかみ合わないように、 事がうまく運ばないようにつくられているし、 脚本にそって墓穴を掘ったり、 天然ボケを披露したりしなくてはならない。 それも本人役で。 これが、全く現実にはなさそうな内容というでもなく、 むしろあながちありそう、というところがこの映画のおいうちをかけておもしろいところなのです。
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